遊び絵

遊び絵 あそびえ 〖連想遊び系〗
「遊び絵」は江戸時代における娯楽用各種図案の通称で、絵柄の新鮮さ、着想の奇抜さで人気をさらった。絵そのものが謎解き材料や遊具になっており、これに理解を助ける詞が書き込まれている。この詞を〈遊び絵詞(えことば)〉といっている。

 遊び絵に手を染めた絵師は少なくない。なかでも山東京伝(一七六一〜一八一六)は読み本作者、戯作者として有名だが、別に北尾政(まさ)演(のぶ)の画号で挿絵師としても名を高めた。