文芸遊戯体系 連想遊び系


連想遊び系 れんそうあそびけい
山につれて川、初夢に連れて宝船というように、ある想念につられて関連する他の想念を想起することを「連想」といっている。独立した概念同士の、類似共通点を介しての結び付きである。
〈連想遊び〉は、この連想を言葉遊びに反映させたものの総称である。この遊びをもとにした作品は、イメージの結びつきを軸に意外性の発生を武器にした味わい深い佳作が目立つ。ただし、純粋な連想遊びというのは数少ない。たいていは〈譬え〉はじめ〈謎なぞ〉や〈洒落〉あるいは〈捩り・パロディ〉など他の分野と関連しあって成り立っている。そして文芸遊戯にとどまらず、図示したように、商店の看板にまで応用が及んでいる。